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photo by Hiroki Yamada

バイバイバイバイのバ

2019|ワークショップ

札幌・天神山スタジオで行なった、小学5年~中学3年を対象にした2日間のワークショップ。

参加者と一緒に、過ぎ去っていったことについて考えようとする、この今も、つぎつぎと過ぎ去っていっていることについて考えようとしてみました。「バイバイ」と言ったそばから、「バイバイ」と言った時のはじめの「バ」にもすでにバイバイしてるみたいな。

以下、フライヤーによせたテキスト
 

たとえば学校からの帰りに友達と別れる時「バイバイ!」とか「じゃあね」とか言ったりしてるんじゃないかと思います。もしかしたら「またね」とか「また明日」とか言うかもしれません。友達とはまた明日には学校で会えるでしょう。

しかし、別れてからの帰り道にはさっきまでいた友達は目の前にいません。さっきまで会っていたのに。これは何なんでしょう。顔や、もしかしたら声も思い出すことができるでしょう。ただ、今目の前にはいません、これは何なんでしょう、「覚えている」ということなのでしょうか。

 

今、あなたはこの文章を読んでいる今ですが、一番はじめの「たとえば学校からの帰りに~」の部分を読んでいる時からは少し時間がたちました。はじめの方に書いてあったことを思い出すことはきっとできるでしょう。ただ、今読んでいるのは「この文章で、」目の前にはさっきの文章はありません。もちろん、さっきの文章を読み返せばまったく同じ文章を読むことができます。けれど、最初に読んでいた時間には戻ることができません。これは何なんでしょう。

 

友達にお別れを言ったように、自分のまわりを過ぎ去っていく色々なことに「バイバイ」してみましょう。「バイバイ」している間にもどんどん通り過ぎていってるね。

1日目

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・まずは今日、家からここまで来た道を思い出してもらい、それを書いてみる。(絵でも文章でも)

・今、自分の身体に起きていることに注目して、それを書いてみる。

・目の前で起きていることについて注目して、それを書いてみる。

・色々な5分間を過ごしてみる。(秒数を数える、無音で過ごす、音楽をかけて過ごす)

・今は冬だけど、今年の夏のことを思い出してみる。

2日目

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・昨日のワークショップを思い出してみる。それを長いロール紙にみんなで書き出してみる。

・ロール紙に僕が「今」の役として、線をずっと引き続ける間、今起こっていることを書いてみる。

・ロール紙がとぎれないように、つぎつぎ紙を継ぎ足してもらう。

・部屋中にひろがった紙を一箇所にまとめてみる。