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過去を交換する

2018|ワークショップ

「移動する港Ⅰ 豊かな不都合」展の一環で行ったワークショップ。

これまで一度も誰かに話したりあるいは書き留めたりしたことのない記憶を思い出して文章に書き起こしてもらう。

無記名のまま書いた文章を一度集めて参加者同士で交換して、誰が書いたか分からない文章を受け取る。

その他人の過去の記憶にまつわる文章を「自分自身に起こったこと」として読みやすくなるように人称や言い回しを修正してもらい、その後順番に読み合わせをする。


参加者は、自分の記憶ではないエピソードを自分の記憶のようにして話している。しかし、それを聞いている時、「この人の記憶ではない」「ここにいる他の誰かの記憶なんだろうけど、誰かの記憶なのかはわからない」と思いながら、読み上げる人と読み上げられるエピソードを聞く。
 

自分の文章が読み上げられる時、まだ誰にも話したことのない過去の記憶が、他人の口からはじめて言葉にされて、それを他の皆が聞いている。しかし、このエピソードが自分のものだということは誰にも分かられない。

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